ボストンのダウンタウンから地下鉄でおよそ20分
Andrew駅を降り徒歩で10分程度にFireflyの工房があります。
最初、入り口がわからずバックヤード側に行ってしまい、看板を見つけ裏口から入れてもらいました。
オフィス兼工房は広く、キッチン、採寸スペース、撮影スタジオ、製作工房、組み立てエリアと
余裕持った配置がされ,ゆったりとした物作りができる環境です。
インスタ、Facebookなどであがる写真はほぼ工房内にあるスタジオで撮影しています。
KEVINさんの案内で、工房内を順を追って進みます。
壁にかかっていた完成車を下ろしながら
KEVINさんがChris King40周年記念モデルだよ!と教えてくれました。
フレームに入るグラフィック、ステムカラーなど細かなセンスあふれるセレクトです。
しっとり感のある美しさはとても魅力的です。
メインはチタンフレームであり、ライディングに集中できる様に研ぎ澄まされた仕上げが施され、
ダウンチューブは二重構造になっていたり、内蔵ケーブル処理、ボトルゲージ部分は応力が
掛かるので特殊加工になっています。
もう一台壁にかかっていたのは、昨年チームライダーのバイク
次回に向け、メンテ待ちとのこと。
工房はオイル、金属の匂いが心地よく感じます。
各フレーム加工に合わせた切削加工機と溶接用台座。
現在加工中のフレームを詳しく見せてもらいました。
一気に作ることなく、仮溶接しなじませ、丁寧に仕上げていきます。
チタンとカーボンのハイブリッドフレームの途中段階を見せてもらえ、個人的に
大変参考になりました。
チタン加工の場合、溶接時に大気との酸化による劣化がとても注意すべき点であり、
大きなファクトリーだとチャンバーと言われる密閉空間で溶接しますが、加工スペースが
巨大になるため、Fireflyでは特殊な治具を取り付け溶接を行っています。
溶接スペースの治具には、MERINEのヘッドバッジ。
IFの前にMERINEでの経験があったそうです。
Fireflyの特徴である、Titanフレームに入るロゴ、グラフィックは電解処理による
加工(彼らはアルミと同じAnodizedだよと言ってた)
ステッカーロゴより直処理の方が傷や劣化に強いから採用しているとのことでした。
発色サンプルも見せてくれました。
Fireflyの特徴的な質感は、自社内のサンドブラスト機で行っています。
メディアはジルコニア。(専門用語ですいません。)
しっとりした質感になります。
ステンレスヘッドバッジの切り抜きが壁にかけられていたり。
時間がゆったり流れる工房にて
フレームの製作工程、金属加工、処理、グラフィックに到るまで、きめ細かい物作りを感じました。
海外の自転車ビルダー訪問は今回で2社目(最初はBMX ブランドのQuamen Bikesを7年前)
KEVINさんに、なんでFIreflyってブランドネームなのと聞いたら
リーダーのTylerさんが蛍(Firefly)をジャグ(ガラスポット)に捕まえ、
その光に心奪われたからだとのこと。
オーダーについて
世界中より注文があって、メインはUSだけど、アジアも増えてきたよ。
日本、中国、マレージア、韓国などなど。
オーダーを受けて大体、一ヶ月くらいで発送可能のようです。
ペイントがなければ、好みのデザインや希望があれば対応可能。
最後に左から
案内してくれたKevin Wolfsonさん、Jamie Medeirosさん、私/me、
Tyler Evansさん、Daniel Leaderさん
Let me express my heartfelt appreciation to all of the all staff.
海外の工房訪問ができ夢のような時間を過ごせました。
実際の作る現場を見るのはいいですね。
う〜〜〜〜!欲しい!
お金貯めよう!!
Someday get!
http://www.thebicyclestory.com/2014/05/kevin-wolfson/